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和菓子を俳画で

京都では六月、夏越の祓に無病息災を願って
「水無月」というお菓子をいただきます。
そう言えば、俳句の季語にも様々なお菓子があります。
葛桜・白玉・みつ豆・水羊羹…これ、みんな夏の季語です。
そんなことを考えていたら今回はお菓子尽くしになってしまいました…

【水無月】
形代や水なめらかになめらかに 草間時彦句
【みつ豆】
口紅のいささか濃きも涼しけれ 久保田万太郎句
【冷し抹茶白玉】
目かくしす柔かき手や竹牀几 青木月斗
【葛桜】
羅の胸に懐紙の透き見ゆる 高浜虚子
【水羊羹】
縁側に夏座布団をすすめけり 杉田久女
【錦玉羹】
風知草女主の居間ならん 高浜虚子