今月は、句の脇に私感を添えてみました。
【オートバイ】
オートバイ内股で締め春満月 正木ゆう子句
私も乗っておりました、オートバイ。VT250F…。昔むかしの話しです。
【関東の桜餅】
折りあげて一つは淋し紙雛 三橋鷹女句
自分の為に飾る雛はなんとなく華やぎながらも淋しさがあります。
桜餅も甘くてなんだかしょっぱいのです。
【カップラーメン】
受験子を今は見守るほかはなく 稲畑汀子句
朝のドラマではないですが、受験生の夜食といえば
ラーメンという時代がありました…。
【犬】
下萌えぬ人間それに従いぬ 星野立子句
自然には逆らえません。
まして今の時代はワンちゃんやネコちゃんにも…!?
【猫柳】
残りしか残されいしか春の鴨 岡本眸句
連れ合いに先立たれた気持ちと残る鴨と…。
そんな気持ちを湖畔の猫柳が慰めます。