大和路

今月は細見綾子さんの奈良を詠んだ句をテーマにしてみました。
新しい時代が幕を開けましたが、 奈良には今以て悠久というに
相応しいゆったりとした時が流れているような気がします。

【法隆寺】
千年の一と時生きて吾余寒 綾子句
【平城宮跡】
畦焼の香を伎藝天の膝下まで 綾子句
【伎芸天】
女身仏に春剥落のつづきをり 綾子句
【唐招提寺の道】
古き土と思はざらめや冬の雨 綾子句
【若草山山焼】
山焼きを見したかぶりを持ち来る 綾子句







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