薄氷が朝早く、庭先のあちこちで見かけられるこの頃です。

通学児童がそれを喜ぶ声が聞こえます。
寒い朝のちょっとしたプレゼントですね。

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[針坊主]
寒燈や母の口ぐせ思ひ出し

寒い時の作業は何をしても「ここはこうして、そうじゃなくて…」と母に
お小言を言われるのです

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[冬菜]
前掛の小銭で冬菜一把買ふ

昔は夕方になるとエプロンのまま買い物に行き、母の前掛けには大抵釣銭の小銭が入っていました。おやつでなくて今日は菜っ葉かぁ…

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[面]
寒月の夜空切り裂くごと光る

三日月にもならない細い月、能面の狂女の目をなぜか思い出します

 

 

 

 

 

 

 

[街灯]
ひとり言聞くものは無し寒満月

帰宅途中、思わず口をついて出る愚痴も、聞いているのは今夜のお月さまだけです

 

 

 

 

 

 

 

[福と鬼]
ささくれし言葉を呑みて余寒かな

思わず口から出そうになったきつい言葉、言うまい言うまい…早く心にも春が来ますように

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[猫]
言い訳に使わなくとも春の風邪
何も風邪を言い訳にしなくても、会いたくないときは会わなくていいんです。ゆっくり休んでくださいね。

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