私の同級生の父上が、京都に行くたびに
舞妓さんを写していらっしゃいました。
その写真を所望し、京都にいた頃を思い出しながら句を付けてみました
春満月おさまりきらぬ格子窓
お座敷からふと見れば、木格子の窓に入りきらないほどの大きな満月
散ることを許され残花ほどけ行く
桜だってあまり誉められると散りにくいじゃないですか。そんなにいつまでも引き止めないで…
辻曲がるぽつくりの音朧月
原句はポックリでなく桐下駄だったのですが、ちょっと舞妓さんの絵に合わせました 少しムリがあるかしら?
懐かしき人出迎ふる春の雨
絵はちょっと大人びた芸妓さん。日本の傘は、柄を下にして持ちます。雫が他人にかからないように…
ただ眺むこのひとときの花の雨
あなたは今年の桜を誰と見ますか?二人で、それとも一人で?
ごぶさた致しました。パソコンの調子がいまいちで・・・・・
「花の雨」・・京都は何度でも行ってみたい所です。
特に街の中で偶然、舞妓さんに会えた時は胸がドキドキするくらい
嬉しいです。その人間離れした美しさに魅せられて。
添えられた俳句も美しいです。傘は柄を下にして持つ何気ない所作も。
ありがとうございます。住んでいた京都は三十年前ですが、今も変わらない匂いというものがある街です…