梅雨時は旅に出かけても、予定通りに行かないことが多いもの。
わざわい転じて何とやら…少しでも、残念なことがラッキーなことに変わりますように
【薔薇園】
待たされしことも忘れて薔薇の雨
突然の雨に待ち人来たらず…。でも、こんな素敵なお庭が見られたなら許しましょ
【梅の実】
ふるさとの実梅の届く月初め
青梅を少し家で熟成させていると、爽やかな甘い香りが漂ってきます。漬けるまでのしばしの幸福です
【如雨露】
心憂き日はひたすらに草を引く
いやなことがある時、無心に草むしりをします。虫くん達には悪いけど、サクリと抜けると気持ちいいのです
【天狗面】
濃き色の伽羅蕗を買ふ道の駅
地元の伽羅蕗はまっ黒に煮られていますが、案外しょっぱくないのです。確か近くに天狗をまつるお寺さんがあったような…
【夕方の通天閣】
豆めしを頬張り餓鬼に戻る夜
関西に住んでいたことがあります。大阪の人は確か、筍めしより豆めしを愛していた感じがしました。豆が違うのかも知れません。関東であの味に出会ったことがありません…