新盆というものがありまして。
用意が色々あります。
盆棚とか盆提灯とか胡瓜の馬に茄子の牛…。
馬ではやく来て、ゆっくり牛でお帰りという説が一般的ですが、
俳句では総称して茄子の馬という季語になっていることも。
田舎の場合胡瓜も茄子も大きくて、
ご先祖様ご一行を乗せられる程の馬になりそうです。
【盆提灯】
町名は変はれど此処よ門火焚く
【茄子の馬】
不揃ひの足が愛敬茄子の馬
【盆踊り】
白き手の闇を掬ひて盆踊
【三寧坂】
蜩や法話の語尾の京訛
【灯篭流し】
流灯やそつと岸より押し流す